歳を重ねると、男はここまでカッコよくなる。

先日「ドライブ」という映画を観まして

最初は

「低予算のチープな映画だろう」

と思って全く期待せずに観たんですが

非常にシンプルなストーリーながら

最後まで面白く観れました。

脚本もカメラもいいんですが

演者も良くて

主人公の孤独な整備工兼スタントマン兼

強盗の逃亡用ドライバーを演じる

ライアン・ゴズリングもいいし

主人公と淡い純愛を演じる

子持ちの人妻キャリー・マリガンもいいんですが

最もインパクトがあったのは悪役を演じた

アルバート・ブルックスという方でして

私はこの方を見るのが初めてだと思い

気になって調べてみると

なんとスコセッシとデ・ニーロの

タクシードライバー」に出演されている方でした。

「タクシードライバー」でアルバート・ブルックスは

孤独なタクシー運転手ロバート・デ・ニーロが

一方的に好意を寄せるヒロインの同僚で

デ・ニーロにとってはいわゆる恋敵という役どころ。

  

この男は、いかにも都会ぶったインテリでして

ロバート・デ・ニーロに感情移入している観客からすると

非常に鼻持ちならないイヤな奴なんですが

これが35年の時間を経て

「ドライブ」で演じたのは

元は映画プロデューサー

現在は暗黒街の実力者で

刃物で簡単に人を殺す初老の男なんですが

これが非常にカッコいいわけです。

この男が映画の終盤で主人公に警告を発するわけですが

このシーンのセリフも非常にかっこいい。

よく考えたら「ドライブ」も「タクシードライバー」も

孤独な運転手を描いた映画でして

「ドライブ」は「タクシードライバー」へのオマージュ

とも考えられる作品。

その意図を汲んでのアルバート・ブルックスの出演なのかは

私にはわかりませんが

この方のビジュアルの変遷をみるにつけ

男は歳のとり方次第では

いくらでもカッコよくなれるということを

非常にうれしく感じたナイスな作品でした。

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