人間の孤独について

三浦哲朗という作家の短編集に

「野」という作品がありまして

私は家の本棚にあったこの本を

中学生か高校生の頃に読んで

夜、眠れなくなってしまいました。

この短編集には

著者の故郷、東北の寒村で起こる

様々な生活の一シーンを切り取った短編集なんですが

・人間の孤独

・自己顕示欲

・性と羞恥

・関係性の崩壊

などが描かれておりまして

21世紀の日本で起こるあらゆる人間の苦悩を

東北の寒村を舞台に40年以上も前に

予言するかのように描いた小説です。

先日、どうしてもこの本を読みたくなり

アマゾンで入手したんですが

やはり眠れなくなりました。

この本がなぜ、ここまで鋭いのかというと

根底に普遍的な人間の孤独が描かれているからでして

個人的に思うに

人間の苦悩の元をたどると

たどりつくのが孤独のような気がしております。

孤独以外だと健康と金も苦悩の源なのかな。

私が孤独を感じるのは

人込みや集団の中でして

休みの日に、一人で繁華街に出かけるなんてことは

絶対にできない。

昔、休日は川崎の工業地帯に行って

一人で、コンビナートやプラントや

ガントリークレーンを眺めておりました。

秩父にあった秩父セメントの廃工場も

月面に一人でいるみたいで

心が落ち着いたね。

集団の中にいれば逆に孤独を感じるので

わざわざ人のいないところへ一人で出かけていく。

人間とは、複雑で面倒な生き物でございます。

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